暮らしを愉しむ整理収納アドバイザーまつだあいです。
今年の8月に夫が事務所を構え、これまで夫婦2人自宅で仕事をしていた生活からライフスタイルが変わりました。最初はね、事務所を借りたいと言われたとき「ええ〜!!」と思ったんですよ。ここだけの話。だけど振り返ってみると、良い変化しかなかったな という本日のブログ。

Before

After
まずね、何故「ええ〜!!」と思ったのか。理由は大きく2つありました。
1つ目は、固定費が上がること。2つ目は帰宅したらいつも自宅で迎えてくれる環境に甘えがあったこと。事務所を借りるってことは、家賃だけでなく水道光熱費やインターネット代、引っ越しの準備や家具の購入もろもろ大きなお金がかかるんです。最初から満場一致で事務所をOKしたわけではありませんでした。そして2つ目の自宅でずっと働いてくれていた安心感と甘え。私は整理収納アドバイザーの訪問お片付けや出張カメラマンの仕事、無印良品で店舗スタッフとしても働いているので、毎日自分の行動が不規則です。だから余計に、家に居てくれるってことは安心感と甘えにつながっていたんですよね。
ではなぜ事務所をOKしたのか?それはやっぱり頑張って稼いで結果を出してくれていたから。が一番大きい。何なら家事や育児にも協力的だし、本人が叶えたいことがあるのに私が邪魔する理由は無かったんですよね。そうして、リビング一角にあった夫の仕事スペースはまるっと無くなり、空っぽの空間が突如生まれたんです。

Before

After
長男は来年小学生に入学します。それも1つ大きな要因でした。こども達がこれからどんどん成長していく中、空間には余白があった方がいい。そうして生まれたのが「家族のフリースペース」です。
あえてカーテンの間仕切りは残し、リビング奥の空間に余っていた小さなデスクを置きました。振り返ると、デッドスペースにリノベーション当時作っていただいた可動棚。ちょっと前までは夫の仕事道具や専門書を収納していましたが、ここも丸ごと空いたので、玄関土間の部屋に置いていた長期保管の書類(黒いファイルボックス)や私の訪問お片付けの仕事道具を納めることにしました。

Before

After
一番下には、以前使っていたプリンターとプリンター台をもう1セット購入(古いものは夫が事務所で使うため)し、床に直置きできるようにしました。可動棚の奥の壁には、実はコンセント穴があるので、繋ぎっぱなしで必要な時だけキャスター付きのプリンター台を引き出す寸法です。
可動棚の上にある白い収納ボックスたちは、訪問お片付けで持参する収納グッズになります。私の仕事道具を置く場所をもともと決めておらず、余ったスペースに置きっぱなしになっていたのです。今回このスペースの活用方法を考えたときに、やはりリビングで仕事をしているのだから、同じ空間に置くのが理想的だと思いこちらに納めました。

IKEAで購入したハンギングプランター。夫の引っ越し準備でIKEAに買い物へ行ったとき、以前からほしかったハンギングプランターが何とお安いこと。普段は吟味してから購入するのが筋ですが、今回ばかりは買ってしまいました。結果、廊下からリビングに入ったときに目に入るアイテム(フォーカルポイント)となり、本当に買ってよかったし、より一層この空間の居心地が良くなりました。

壁付けのスポットライトもIKEAで購入したNYMÅNE(ニーモーネ)シリーズ。こちらは整理収納コンサルタントの本多さおりさんがご自宅で使っていらっしゃるのを知り、ずっと気になっていたアイテムなのです。リビング奥は特に照明計画をこだわらなかったためダウンライトしかなく、夜になると薄暗いのが悩みだったのですが、壁付けのライトが加わったことでこのスペースの心地よさや作業性が増した気がします。

黒いファイルボックスはリヒトラブの折りたたみ式のもの。ファイルボックスといえば無印良品を長年愛用していますが、書類管理に関してはこちらの商品がオススメです。何故なら、ファイルボックスが軽い・使わないとときは折り畳んで収納しておけるから。書類を収納するとなると凄く重たくなってしまうのですが、ファイルボックスが軽い(しかも丈夫!)なので、使い勝手がとても良いです。この収納方法にしてから中身を見直せていないので、近いうちにいる・いらないの整理をしたいなと思っています。
先程ご紹介したプリンター。Canonのものなのですが、これまた優秀で。実はA4印刷だけではなくA3やハガキ、写真も印刷できるんです。そしてスキャナー搭載なので、書類をデータ化したい時や自宅講座の配布資料を印刷するときにも重宝します。そんな訳で、プリンターの近くにA4とA3用紙を収納する場所が欲しいと何年か前に探していたところ、山崎実業のプリンター台を見つけたんです。キャスター付きなのでプリンターを手前に引き出し、スキャンや手差し印刷をすることもできますし、このプリンター台自体が用紙収納になっているので、コンパクトでありながら考えられたデザインです。

そして、模様替えが終わりそうな頃、ふるさと納税返礼品で天然木のスツールを見つけました。兵庫県加西市の返礼品で、以前からまるであったような佇まい。コンパクトでありながら、美しさもあり、ちょっと腰掛けてデスクワークやオンライン会議をするのにぴったりなスツールです。

オンライン会議といえば、iPadを立てかけるためのスタンドも。角度や高さを自由に変えることができ、常時ここに配置しています。

デスクの下には、配線ボックスとして無印良品のスチールタップ収納箱フラップ式を採用しています。別売の、ファイルボックス用フタとキャスターを組み合わせることで、掃除をしたい時にすっと移動することができます。

四角い椅子は、実は夫が高校生のときに作ったもの。新婚当初からずっと我が家を見守り続けてくれている家具です。ここはリビングに入った時の死角になるので、夫がリュックを乗せておく台になっています。椅子の下の白いボックスには、使用頻度の低い夫のカバン類を収納しています。
いかがだったでしょうか。模様替えって、新しい家具やインテリアばかり買わなくても、もっと自由に変化を愉しめるものだと思うんです。もし暮らしの中でもやもやするポイントや、ライフスタイルに変化(入学卒業、成人、転職、結婚、出産など)があれば、ぜひ心の声をきいて動かしてみてください。今よりもっと暮らしが愉しくなると思います!
最後に、YouTubeでは「暮らしの変化に合わせて模様替え 家族のフリースペース誕生」について映像を交えて工夫したポイントや作業風景をお届けしています。ぜひこちらもご覧いただけると嬉しいです!!
